今回は、低圧太陽光発電投資についてお話ししたいと思います。低圧太陽光発電投資とは、出力50kW未満の太陽光発電システムを設置して、電力会社に売電することで収益を得る投資です。2012年から始まったこの投資は、サラリーマンでも比較的取り組みやすい価格帯であったことから、人気がありました。
しかし、2023年からは低圧太陽光発電の全量買取ができなくなります。これは、国が再生可能エネルギーの普及促進のために始めた固定価格買取制度(FIT)が見直されたためです。低圧太陽光発電は、余剰電力のみの買取になりました。そのため、売電単価は10円/kWhに下がります。開始当時は40円とかだったことを思うと劇下がりです。
では、これから低圧太陽光発電投資は儲からなくなるのでしょうか?実はそうとはいえません。まだ儲かる方法があります。それは、中古物件を購入することです。中古物件とは、2012年からFITで低圧太陽光発電投資を始めた物件のことです。これらの物件は、40円/kWhの高い売電単価で契約しています。契約期間は20年間なので、まだ残り数年間は高い収益が見込めます。2023年10月から始まるインボイス制度を懸念して、物件を売りに出される事業者の方が多数おられます。中古物件を購入するには絶好の機会です。興味がある方は自分で管理できる近場の物件を見てみてはいかがでしょうか?
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